【シーズン30使用構築】ザシレシ ~NOダイマックス~
カゼハです。シーズン30お疲れ様でした。
なんやかんやでシーズン30は最終日まで潜ってましたが、最終日は1000位~2000位を反復横跳びして終わりました。最終3桁には僅かに届かなかったものの、少し変わったコンセプトの構築なので記事にします。
(略称 HP:H 攻撃:A 防御:B 特攻:C 特防:D 素早さ:S)
※1:選出率は体感です
※2:努力値はシーズン途中で微調整したため、最終段階のものを記載します。
・型紹介の前に、この構築のコンセプトについて
正直なことを言うと、自分はダイマックスという仕様が超苦手です。相手側のダイマックスもそうですが、それ以上に自分がダイマックスするタイミングが掴めません。
初手ダイマックスも万能ではないし、裏のポケモンでダイマックスすると手遅れな場合もある。
じゃあ、どうするか?
・・・そうだ、ダイマックスを基本戦術に組み込まなければいいじゃん
ということで、ダイマックスは添えるだけを意識した構築を作ることに。
環境トップでダイマックスが存在しないザシアンを最初に決めて、ザシアンの苦手なポケモンに刺さりやすい攻撃範囲を持つレシラムを2枠目、この2体に一貫する地面を透かせてサポートができるクレセリアを入れた。
ここまででキツいホウオウやラッキー&ヌオーへの対策として、少し特殊なパルシェンを4枠目に。スカーフが余ってること、黒バドへの圧力を考えて5枠目にメタモン。
最後の枠はゼクロム意識のランドロスが入っていたが、選出率が5%もないくらいでほぼ腐っていた。そこでザシアン、レシラムのサポートが可能で初手ダイマックスを誤魔化せる可能性があるキレイハナに変更。
ザシアン@くちたけん
NN:(配布個体のため無し)
特性:ふとうのけん
性格:ようき(S↑ C↓)
個体値:31-31-31-×-31-31
努力値:252-92-4-0-28-132
実数値:199-202-136-×-139-203
技構成:きょじゅうざん・じゃれつく・でんこうせっか・つるぎのまい
汎用性を重視したザシアン。メタモンと対峙しても頑張れる、最速以外のザシアンには基本有利、乱数が絡むがスカーフオーガの潮吹きにも特攻可能となっている。
元々はD141 S201の調整だったが、ダイマックスした準速黒バド(スカーフにいそうなやつ)を意識してD139 S203に変更。スカーフ潮吹きの乱数が1つズレてしまうが、このザシアンがスカーフオーガに突っ込むには緊急時だけのため割り切った。
元々はザシアン軸のはずだったが、レシラムが強すぎていつの間にか選出率が下がってた。
選出率は3位。2位とは僅差
レシラム@こだわりメガネ
NN:B・W・D
特性:ターボブレイズ
性格:ひかえめ(C↑ A↓)
個体値:31-4-31-31-31-31(王冠使用済)
努力値:252-0-4-212-12-28
実数値:207-114-121-216-142-114
技構成:あおいほのお・りゅうせいぐん・マジカルフレイム・ねごと→ストーンエッジ
色んなやつを消し炭に変えてきた眼鏡レシラム。先発で出して相手の場作り要員を出オチにしたり、キレイハナのバトンから繋いでCDS+1眼鏡レシラムとかいう化け物を作ったりする。
補正なしHD252カバすら乱数で吹っ飛ぶほどの圧倒的な火力は、臆病カイオーガの潮吹きと遜色ないレベル。H振りレヒレ程度なら乱数2発であるため、ただの水フェアリーポケモンじゃ止められない。
このレシラムが活躍できたのは、キレイハナが入っているのも理由の1つだと考えている。相手視点だと特殊アタッカーがレシラムだけだから「あぁ、蝶舞バトンで最強のレシラムを作りたいんでしょ?」と考えるだろうが、眼鏡レシラムはそんなことをせずとも最強である。蝶舞バトンはあくまで選択肢に過ぎず、単体で選出してもその火力で強烈な圧力をかけられるのが最大のポイント。
なお蝶舞バトンが決まった場合に何が起こるかというと、AS振りのダイマランドを確1にできたりあおいほのお連打で受けに来たホウオウを2発で沈めることができる。ホウオウを特殊炎で焼き殺すとかイカれてるぜ
マジカルフレイムについてだが、これは命中安定であると同時に初手ダイマサンダーやラプラス等に対応できるようにするため。
珠ダイジェットを一切受けられないこの構築は、初手マジフレでサンダーの火力を下げてクレセリアに引っ込めてから切り返すのが基本的な動きとなる。他にも初手黒バドとの撃ち合いにダイマせずとも勝てるようになったり、受けに来たカイオーガの火力を下げたりと色んなことができた。
寝言はダイウォール用で入れてたが、特に欲しい場面が無かったためホウオウ意識のエッジ(ダイロック用)に変更。あおいほのお+ダイロックで両方とも最低乱数じゃない限りHBホウオウは倒せる。
NNは某カードゲームから。遊戯王かデュエマかは想像にお任せします。
選出率は1位。
文句なしのMVP・・・にしたいが、急所の被弾率が高く166戦で6回もの出オチがあるためMVPその①とする。
NN:(貰い物のため無し)
特性:ふゆう
性格:ずぶとい(B↑ A↓)
個体値:31-×-31-×-31-31(王冠使用済)
努力値:220-0-252-0-0-36
実数値:223-×-189-×-150-110
技構成:トリックルーム・でんじは・つきのひかり・みかづきのまい
電磁波トリル両採用のフルサポート型クレセリア。
トリルの枠は元々ムーンフォースだったが、クレセリアの火力じゃ禁伝相手に全く通用しないため変更した。
ザシアンにパルシェン、メタモンにキレイハナと速いor素早さを上げる要素が多いこの構築でトリルは読まれないだろうと踏んで採用したら大当たり。相手のダイマを犠牲なしで凌いでからのトリルレシラムは、炎が通る相手を全て焼き尽くした。
基本的に回復して粘ることはせず、電磁波orトリルをして即三日月をすることが大事。
選出率は2位。
パルシェン@おうじゃのしるし
NN:カキたべたい
特性:スキルリンク
性格:ようき(S↑ C↓)
個体値:31-31-31-×-31-31(王冠使用済)
努力値:156-116-0-0-0-236
実数値:145-130-200-×-65-130
技構成:つららばり・シェルブレード・からをやぶる・みがわり
今期のMVPその②であり、この構築唯一の地雷要素である身代わり印パルシェン。
構築単位で重いラキヌオーを意識した型となっている。
耐久ラインは無振りヌオーの地震と熱湯を身代わりがほぼ耐えるようにしてあり、殻を破って交代されても圧力をかけられるよう準備をする。
あとはつららばり連打でヌオーを怯ませて突破するだけ。残飯守るで粘ってきそうなヌオーには、シェルブレードでBダウンをさせてからつららばりを連打する。アクアブレイクではなくシェルブレードを採用してるのはこのため。
鈍いヌオーは無理だが、禁伝2体で物理も特殊も高火力が飛び交う今の環境じゃ少ないだろうと踏んだため完全に切り。
からやぶすると耐久が下がって身代わりが耐えなくなるんじゃ?と思うかもしれないが、天然という特性は相手の下降補正も無視するという忘れがちなデメリットがある。
そのデメリットを最大限悪用したのがこのパルシェンである。
このパルシェンにはもう1つ有用な場面があって、それは一部のポリ2に対しての性能。
このパルシェンの身代わりはアナライズ込みイカサマを大体耐えられるため、イカサマ・冷ビ・電磁波・再生のポリ2であれば対面からでも起点にできる。やってることおかしいんだよなぁ・・・
単純にクレセで麻痺らせて身代わり連打からのまひるみを仕掛けたりもしてた。その結果、怯みで日食ネクロを突破したこともある。なんだコイツ。
決まれば即詰みさせてたことがほとんどのため、異質さとは裏腹に堅実な仕事をしてくれた。
選出率は4位。
NN:ハナコ
特性:ようりょくそ
性格:おくびょう(S↑ A↓)
個体値:31-×-31-31-31-31
努力値:0-0-0-204-52-252
実数値:150-×-115-136-127-112
技構成:ギガドレイン・ねむりごな・ちょうのまい・バトンタッチ
襷キレイハナ。この枠は元々ランドロスが入ってたが、選出機会がなかったため変更することに。変更先に求められるのは
・ランドロス同様に地面、電気に耐性がある(無効じゃなくてもいい)
・後続のエースたちのサポートが可能
・初手ダイマックスに対して何かしらの妨害ができる
・ナットレイに弱くない(対面で何かできる程度でOK)
・ゴチルゼルに捕まらないor捕まっても対処できる
これらの条件を満たすポケモンを探してたところキレイハナにたどり着いた。
最速にすることで晴れ状態だと最速フェローチェまで抜くことができ、眠り粉や襷を駆使して蝶舞し後続に繋ぐ。晴れ要素はレシラムのダイバーンのみだが、蝶舞バトンはザシアンやパルシェンに繋ぐこともある。
ザシアンに繋げばS実数値304相当の加速ザシアンが誕生し、パルシェンに繋げばからやぶも合わせてS+3となり大体のスカーフ黒バドもケアできる高速印パルシェンが誕生する。
蝶舞して物理に繋ぐのは少々勿体ない感もあるが、今回の物理はどちらも加速することに意味があるため単純な加速バトンだけでも十分だった。
選出率は6位。
最下位だけど、それでもランドロスよりは仕事をしてくれた。
NN:(メタモンのため無し)
特性:かわりもの
特に語ることのないスカーフメタモン。ザシアン+黒バド入りに対してはレシラムで荒らし、メタモンにスイーパーをさせることが多かった。
なおこのメタモン、スカーフ黒バドとの同速に勝ったことは無い(技構成で相手がスカーフかどうかは分かるが、全部負けた。解せぬ)
選出率は5位。普通にメタモンだった。
※重いポケモン
・カイオーガ@珠
コイツは本当にヤバい。先発ダイマックスで突っ込んでこられるとその時点で負け。
・最速ザシアン
こっちのザシアンより速いザシアンもきつい。何がきついって、速いザシアンは身代わり持ちが多いから安易なクレセ投げができないため。
・レシラム
メタモンでこっちのレシラムをコピーされる分には問題ないが、本物のレシラムはくっそ重い。
TN:カゼハ
最終順位:1466位(97勝69敗)
何も思いつかなかったら8世代は今期で終了です。お疲れ様でした。